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今後のクラスAの動向について考える

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 近年、軽自動車ブームで、影が薄くなってきているクラスA。
 バブル期を絶頂期にに徐々にクラスA(アメリカンクラスC含)の新車登録台数も年々減ってきていると言う。
 特に輸入登録時にブレーキ制動テストなどが導入され、その検査費用だけでも100万円を超えるため輸入しても割りに合わない試算となってしまう。さらに、1995年頃を堺に、米国各ビルダーは挙ってワイドボディの生産に乗り出し、ボディがワイド化された結果、日本の車両法の普通車登録ができない状況になってしまった。
 また、国内の法律では、輸入車を対象とした法規が改定される見通しである。
 現在では、このワイド化が大きなネックとなり、国内に輸入されているクラスA(クラスC)はごく一部だけである。
 
 今後の見通しとしては、「法治国家のわが国で米国製クラスA(クラスC)を輸入し、登録することは極めて困難になる」ことが充分予想される。大きく法律が緩和されない限りクラスA(クラスC)が増えることはまずありえないことであろう。
 現実的な問題としては、「クラスAを購入したいが、車両自体がない」、「輸入しようとしても法律的に無理」・・・といったケースである。
 この先、米国クラスA(クラスC)が手に入らない時代が来るかもしれない・・・・。