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炎天下の熱対策①

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 梅雨とはいいながら、雨が降らない日が続いている。
 かなり気温が高い日が続いているため、今月に入り無人のキャンピングカーで24時間、扇風機とルーベントを回している。
 目的は、もちろん室内の温度の低下と湿度を下げる目的である。
 炎天下、どの程度温度変化があるか測定してみた。
 扇風機を回し、ルーフベントから熱気を追い出している状態の温度は43度。
 一方、先日測定した全く窓を閉め切った状態の温度は54度。
 いづれも外気温度が30度程度の日の測定である。
 また、両結果は、車両にある窓を全部開けた状態でしかも日陰に駐車している状態の温度である。
 カンカン照りのアスファルトに駐車し、直射日光をダイレクトに受けている車両の温度はさらに高いことが想像できる。また、室内容積が狭く、ガラス面が大きければさらに温度は上昇する。
 この温度上昇で影響があるものは、家具の曲がりや反り、割れの発生、害虫の発生、食品や飲料水の腐敗。特に食品は、腐りやすいものは室内に残さないことが鉄則である。
 日本工業規格では、常温とは15℃から25℃と定めている。これが食品を常温で保存するときの目安である。一方、厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」では、常温とは外気温を超えない温度、となっている。つまり、夏でも~30℃、春や秋、冬の暖房した一般的な室内でも~25℃と考えれることができる。
 食品メーカーはこれらを前提として、「常温保存」と書いた商品の設計をしており、連日50度を超える保存などは、想定外である。
 それに加えて、吸収式冷蔵庫は外気温度が上がれば著しく能力が低下する。その対策として冷蔵庫のユニットを交流クリップ式扇風機で放熱している。これにより、冷却能力は落ちることがない。
 これらの対策として、太陽の通る道筋を考え、フロントガラスや冷蔵庫背面にできる限り直射日光が当たる”時間”を短くなる位置に駐車する・・・これだけでも随分効果がある。
 もうすぐ7月。炎天下の室内温度の上昇はキャンピングカーにとって大敵である。