去年末には、テレビ関連製作協力依頼、今年に入り新聞関係の取材依頼などを複数頂いた。
これまで過去にも複数回テレビ関連など番組制作協力依頼などを受けてきているが、最近では取材の視点が大きく変わってきたように感じる。
以前は、キャンピングカーそのものの使い方や機能に関する内容が多かったが、最近は、これまでの内容とは少し異なる。
この違いとは、社会の変化と日本経済がキャンピングカーにも大きく影響してきていることが伺えるものである。
具体的にキーワードは、「団塊の世代」、「軽キャンピングカー」この2つ。
ネットキャンパーのアクセスログを見ても、関連するキーワードでの検索が極端に増えている。
常にアンテナを張り巡らしているマスコミは、既にキャンピングカーの最新の動向をキャッチしており、その情報収集力には驚かされる。
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★その2つのキーワード
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「団塊の世代」
「団塊+キャンパー」、「退職後+キャンピングカー」といったキーワードでNCへアクセスしていただい方も増えてきている。
ここ数年のうちに、一定年齢層の方々が多く退職される・・・俗に言う、団塊の世代。
退職後の余暇を楽しむ手段の1つとして「キャンピングカー」が注目されているようである。
「軽キャンパー」(注1)
次に「軽自動車のキャンピングカー(注2)」。。。。
どうして、「軽自動車」のキャンピングカーが注目されているのか?
これには、社会情勢が大きく影響しているといえるのではないだろうか。
具体的に、「原油価格の高騰」、「高速道路の通行料金が普通車に比べ安い」、「税金が安い」、「燃費がよくランニングコストが低く抑えられる」、「タイヤなどの消耗品、オイル交換時の費用も安い」・・・つまり実用レベルでもリーズナブルであり、ランニングコストや経費の面を考えても安く抑えることができるメリットが沢山あるからこそ需要が増えていると予測できる。
特に、2006年の原油価格高騰に比例して、ネットキャンパーの検索キーワードの中に「軽自動車」増えてきている。
このことからも、「原油価格の高騰と軽自動車キャンピングカーの関連」が理由として関連付けられる。
これらの2つのキーワードを結びつけて考えると・・・・。
「退職した団塊の世代が軽自動車のキャンピングカーで余暇を楽しむ・・・」ということになる。
このような時代や経済の背景を受け、2007年のキャンピングカーは・・・・「団塊の世代」、「軽自動車」の2つがキーワードになり、軽キャンピングカーの登録も増えるのではないかと予測される。
(注1)--------------------------------------------------
”軽キャンパー”とは、造語である。もともとは、軽自動車キャンピングカー・・・ということであるが、キャンピングカーという用語自体が和製英語であり、”キャンプする車”という意味になる。
本場アメリカでは、RV( recreational vehicleの略)であり、日本の和製英語とは意味あいが異なる。
(注2)
軽自動車のキャンピングカーは構造用件を満たすことが非常に難しい。通常の軽自動車の無改造の車体なら車両法の関係上、100%キャンピングカ車登録ができない。(8ナンバー登録は可能)
後部座席の荷室部分に最低限必要な装備を取り付ければ、キャンピングカーらしくなるが、軽バンにおいても、構造用件を満たすことは実質無理であり、キャンピング車としての登録はできない。
しかし、旅をするには必要な装備が整っていればそれをキャンピングカーと呼ぶ・・・・法規上の定義か、キャンピングカーとしての実用性かの違いでもあるが。。。。
※ ネットキャンパーでは、実用性の視点で「軽自動車のキャンピングカー的な装備をした車輌」を「軽自動車キャンピングカー」または、「軽キャンパー」という語を使用しています。