某ビルダーのバスコンキャンピングカー。
助手席はリクライニングなしの角度が固定シート。長旅で疲れて、ちょっと角度を変えたい・・・と思ってもリクライニングは当然できない。
最近の軽トラックでさえ、微妙にリクライニングするのに高価なキャンピグカーのシートがリクライニングしないとは、信じがたい事実である。
オーナーがシートを交換されるとのことで、どうせ純正を取り外すなら純正シートをリクライニングに改造してしまおうとのこと。
そのため、今日は朝から作業を行なう。
リクライニングのレバーやギア、スプリングなどは某国産のワゴン車のセカンドシートのものを流用する。(以下流用シート)
純正シートと流用シートをそれぞれ必要な部分をカットし、リクライニングの支点、力点の位置の寸法を確認しながら溶接を行なう。
外観は、あくまでもさりげなく改造し、改造したことが分からない(見た目純正シートのまま)加工を施すことが最大の目標である。
シートを取り外し、生地を取り、シートの骨組のみにする。
その後、流用シートの支点、力点の位置を確認しながら、純正シートの骨組みを切断し、純正シートのフレームに溶接する。
その後、生地を取り付け。
リクライニングのギアやレバーは、極力流用シートから違和感なく取り付けことを目標とするしながらかなりの時間を要したが、設計図のないワンオフクライニングシートが完成。