先日から、リアアクスルの大掛かりなオーバーホールで様々な部品をアメリカにメールで調べている。
インターネットのお陰で品番さえ分かれば製造元から販売先まであっという間に分かる。
米国を検索していると、日本の大手商社や大手日本メーカーが出てくることがある。
国内の商社や大手メーカーに問い合わせをすると面白いこぼれ話を聞くことがある。
<日本大手タイヤメーカーへの問い合わせ>
エアーサスペンションの米国製造元と日本の大手タイヤメーカーは数年前合併しているので情報が国内で分かると考え電話をしてみる。
電話をしてみると・・・
エアーバッグについては、情報が全くないとのこと。
日本ではメーカーの立場で販売することは厳しいらしい。
さらに担当者と話をしていると・・・・
このメーカーでもエアーサスペンションを以前製造しようという計画があったとのこと。
しかし、日本の車両法が厳しく車検の問題、規格の問題などクリアしなければならない問題が多く、リスクが高いため断念したとのことであった。
<日本大手ベアリング製造元への問い合わせ>
リアアクスルに使われているベアリングは、米国の大手ベアリングメーカー製。この品番で、米国サイトを検索していると日本のメーカーが出てきた。
日本のメーカーを日本のサイトで検索していると関連会社が多数国内に存在する。
しかも、自宅から1時間のところにその関連会社あった。早速電話で問い合わせてみる。
品番を伝え調べてもらうと、
「米国の車軸に使われているものであり、インチサイズでである。弊社でもこのインチサイズのベアリングを製造しているが、全て米国での販売となっているとのこと。日本では正規の取り扱いがないとのこと」
そして、現在手元にあるベアリングに打刻されているメーカーを言い当てた。
さらに、そのベアリングは米国のメーカーが製造したのが最初で、その後、この国内メーカーが同サイズを製作したとのことである。
どうして、品番だけで米国の車軸と分かったかを質問すると・・・・
「ベアリングがインチサイズで国内では販売されていないこと、全て世界共通の品番が使用されているのでその品番だけで車両用と分かったとのことであった。
マニアックな部品ほど問い合わせをすると、面白い話を聞く事ができることがある。