正月休みを利用し下廻りの点検を行った。
ボルトのガタつきや車体下の損傷などを念入りに点検する。
車両中央部くらいまで点検し、後輪側を除くと後輪2軸目のラテラルロッドの角度が少しおかしい。
1軸目と2軸目のタイヤの位置を測定してみると、後輪が右にずれてる。
ラテラルロッドの調整ネジもずれた位置にある。ラテラルロッドを外して点検をしようと思い手持ちの工具で回そうと試みるがボルトの頭をなめそうになり緩まない。どうもボルトがブッシュと固着していそうないやな予感である。
仕方なく、往復3時間かけてインチ工具特大のソケットを買いに行く。
特大ソケットを使い、車体側のボルトナットは緩んだが、ホーシング側が緩まない。やはり固着は確実のようである。プーラーを使ったり、叩いたりするが一向に緩まない。
このまま無理をして力をかけるとブッシュが切れて使い物にならなくなる。宮崎自動車と検討の末、ホーシングをごっそり外しそのボルトを大きなハンバーで叩くことにした。
もちろん、ボルトは壊れることが前提である。
大きなハンマーを10回ほど力いっぱい振り下ろし、ようやくボルトが抜けた。幸いなことにブッシュは傷んでいない。
抜けた状態を確認すると、やはりブッシュの中の金属部とボルトが錆で固着していた。
たかが一本のボルトを取り外すために大掛かりな作業となった年初めの大作業である。