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バッテリーメンテナンス②

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 キャンピングカーを自宅や駐車場に駐車しているとき、いつも外部電源をつないでいるから、「バッテリーも満充電」「冷蔵庫も常時作動」しているという話を良く聞く。
 確かに冷蔵庫の保存物などにとっては、それが良い方法である。
 しかし、常時外部電源を取っているからと言って、それが100%良いとは限らない。
 過充電防止のバッテリーカットシステムが搭載されているキャンピングカーならまだしも、常時充電しているキャンピングカーは注意が必要である。
 常時充電をしているバッテリーは極端に寿命を縮めることとなる。
 外部電源を接続することでチャージャーから常時充電されている場合は、バッテリーターミナルを切り離すこと(チャージャーによっては、高電圧になり破損する可能性もあるため要確認)が大切である。
 具体的な症状としては、購入後1年しか経過していないディープサイクルバッテリーで、インバーターを使いテレビを見ていると1時間もせずに放電電圧まで下がってしまう場合などがあげられる。
 このようなバッテリーのインジケーターを見ると正常のグリーンであるが、電圧を測定すると10.5V前後のケースが多い。
 以下は、あまり理論的ではないが、通常自動車のバッテリーで考えてみると・・・。
 通勤1日1時間走ったとして、年間走行充電時間は、365時間
 一方、車庫で常に外部電源をとっている場合は、年間充電時間は8760時間である。
 先日、バッテリー製造元の方と話す機会があり聞いたところ、「常時充電状態は極端にバッテリーの寿命を短くしてしまう」ということであった。
 また、「ディープサイクルは16Vの電圧で入れないと満充電できないので通常の充電器で常時充電しても過充電にはならい」という説は全くの誤りであるということであった。
 バッテリーの寿命を最大限に伸ばすためには、
 「使う前1~2日に、充電すること」で、「常時外部電源の接続は避けるべきである」ということである。
 写真は、バッテリーターミナルカットなる製品。右に少し回すだけでバッテリーをカットできる製品である。ケーブルの取り外しの手間がかからない。