写真は、大手国内メーカーの地上デジタル、BS,110度CSチューナーである。
今回テストした前記事の①の機器である。
メーカーもアンテナや受信機などに関して国内でも有名なメーカーであり、価格もそこそこの商品でもあるにもかかわらず今回のテスト結果は期待はずれであった。
しかし、今回の結果には、理由があるのである。
他の2種類のチューナー(USBチューナー、自動車積載用チューナー)は、ワンセグチューナーと呼ばれるもので放送データの1つのセグメント(ワンセグ)のみを受信しているのである。
一方、大手メーカーのチューナーはフルセグとも呼ばれ、放送データーをフルに受信している。
この違いから、データ容量の小さいワンセグの方が受信感度が良いという物理的な理由からである。
同じワンセグでも、USBチューナーと自動車積載用チューナーとでは、異なる結果となった。これは、同じデーターを受信しているという観点から見ても、優劣が明確に出てしまう。
つまり、同じワンセグでも製品によって受信感度が大きく異なるということが言える。
店頭に販売されていても実際の受信感度を全て確認できるショップも少ないためチューナー選択は多くの情報を集め最適なものを購入したいものである。