12月に入り、寒さも一層増してくる。
車両も冬支度が大切である。
まずは、LLC(ロングライフクーラント。ラジエーターの液)の交換。既に車検などで交換している場合を除き、前回の車検やウインターシーズン前にLLCを交換していない車両はLLCの交換を薦める。特に冬場寒い地方へでかける車両は、LLC指定の気温に対応した濃度で入れること。
また、雪国やスキーにでかける車両は、融雪剤対策としてシャーシブラックの塗装を進める。
塗装している車両としていない車両では、融雪剤を散布した道路を走った後の錆の発生は一目瞭然である。
シャーシブラックは、カー用品店で販売されている缶タイプでもOKだが充分な防錆効果を発揮するためには、数回塗り重ねることがコツである。缶スプレーの場合塗膜が薄いため一回塗り程度では効果が期待できない。
また、缶スプレーでも溶剤選びは大切である。
付き合いのある大手塗料メーカーの方に聞いた話だが、水性塗料は、密着が弱く防錆効果もあまり期待できない。なぜなら、もともと水分を含んだ塗料であり錆は水と化学変化を起こすからという。
塗料メーカー曰く、シャーシへの塗装は油性を使えば防錆効果もそれなりに期待できる。
携行物の冬支度だけではなく、車両の冬支度も忘れずに。