写真は10年超過したキャンピングカーの燃料ポンプである。
一般的に燃料ポンプは燃料タンク内にあり、まずお目にかかることはない。
丸印で囲んだものが、燃料ポンプのフィルターである。
赤丸は新品のフィルター、黄色は10年経過したフィルターである。一目瞭然、黒く汚れていることが分かる。
走行はそれほど多くなくてもこのように汚れが発生する。
汚れが極端に進めば、燃圧にも影響を及ぼしかねない。
また、燃料ポンプのぺラの磨耗や経年劣化などが発生した場合、アイドリングが不安定になったり、走行中に加速できなくなったり、最悪の場合はエンジン不動となる。
燃料ポンプの不具合は、簡易的な方法であるが事前に察知できる場合がある。
それは、音を聞き分けることである。
燃料タンクに耳を近づけると”キーン”というような周波数の高い音が聞こえる。
この音を日ごろから聞きなれておくと、故障した際の音の周波数の違いからポンプの不良を判断できる。
”音”を知ることもメンテナンスの一つである。