よく、サブバッテリについての質問を受けることがある。
「バッテリの容量を大きくしたいのだけど・・・・」。「バッテリーを増設したいのだけど・・・・
バッテリーの容量を大きくすれば、使用時間が伸びる・・・・という考え方は間違いではない。
バッテリーを増設すれば、使用時間が伸びる・・・・という考え方は間違いではない。
しかし、電装品の使い方やバッテリーの特性を考えずに、容量を増したからといってすべてが良いわけではない。場合によっては、補機類の損傷を招く可能性もある。
悪い使い方の例として、常に放電状態(10.8V以下)まで使っている場合は、サブバッテリーの寿命を著しく縮め、オルタネーターや走行充電用リレーなどに高負荷がかかり、寿命を短くしてしまう。
また、大きな消費電力を必要とし一瞬にしてバッテリのエネルギーを消費する12V電子レンジや大容量インバーターなどは、バッテリーの寿命を縮める原因の場合もある。
大きなサブバッテリーに変えたから安心・・・・という考え方は安易である。大きなバッテリーに変えることによる、リスクも増えるため、それを理解した上で適切な使い方をすることがバッテリを長持ちさせ、補機類の損傷を未然に防ぐことができる。
ちなみに、消費電力(W)÷12Vまたは、24V(V) = 消費電流(A) の計算式で消費電流を計算できる。サブバッテリー時に常時使用する電流を計算してみるのも、適切な使い方を理解する上でよい方法である。