この写真は、E-350のブレーキキャリパーである。
一見概観を見るとキャリパーに問題がないように見える。しかし、この車両もピストンの戻りが悪く引きずりを起しておりこの状態で乗り続けると危険な状態になることが予想される。
キャリパーを取り外したところ、ダストブーツがボロボロに裂けていた。想像の域であるが、日本に輸入されてオーバーホールなどは行われていないのではなかとうかと思われる。
樹脂製ピストンを使用している場合、ピストンに段つきピストンの動きが悪くなっているケースがある。E-350のこの手の故障はかなりの頻度で耳にする。
今回のケースはオーナーが引きずりに早期に気づいたため大きな故障につながることもなかった。
キャンピングカーの場合、高速走行をすることも良くある。大惨事となる前に、日ごろから車両の状態に常に気を配ることが大切である。