先日、キャンピングカー関連の整備士さんと会う機会があった。
ここぞとばかりに軽キャンパーの架装重量によるエンジン負荷について聞いてみた。
その理由は、本ブログ1つ前の記事に書いた軽のK6Aエンジンの圧縮低下があり得ると思ったからである。
通常の軽の使用で圧縮低下が発生するエンジンであれば、キャングカーの架装で常に負荷がかかっている状態ならかなりの確率でエンジンの圧縮低下(エンジン出力低下)があるはずである。
その点について聞いてみると、重量の重い軽キャンパー車両で10万キロ満たない走行でこれまで修理をしたことがあるとのこと。
また、その話は、業界で俄かに知られている話であるらしい。
体感できる症状としては、以下の症状が出る。
① アイドリング時に車体の振動が大きい。
② パワーがない。
①については、ダイレクトイグニッションコイルやプラグ、エンジンマウントなどが不良ではないかと思ってしまう。
この症状が出ると、エンジンを降ろし、シリンダーヘッドを外し、バルブ交換+擦り合わせなどかなり大がかりな修理が必要となり大変な出費となる。
軽キャンパーを中古車購入する際には、悪い車両をつかまされることがないように、ぜひ以下の点を確認してほしい。
①エンジンをかけ、ブレーキを踏む+Dレンジに入れ、車体の振動が大きくないか確認する。大きければ手を出さない。
②過走行(走行距離の多い車両)の車両は手を出さない。
③点検記録簿のある車両で走行距離を確実に把握できるものしか選択肢に入れない。
④試乗して、パワーがない場合は手を出さない。
⑤ATであれば、エンジンをかけブレーキを踏み、Dレンジ~Rレンジを繰り返し、大きな振動がないか確認する。衝撃が大きければ手を出さない。
軽キャンピングカーといっても決して安い買い物ではない。
中古車市場の台数が少ないため、程度の悪いものでも妥協しがちであるが、あとあと大きな修理がくると多大な出費になる。