ベクトラのパワーウインドウがごく稀に動かなくなる。
以前モーターを分解し、ブラシを削ってモーターの軸と当りの調整を行ってみたが一向に変化がない。
モーターの交換が手っ取り早いと考え、winnebagoに問い合わせるが、そのモーター自体はwinnebagoで取り扱っていないとのこと。仕方なく、モーターの品番から米サイトを調べるが全く出てこない。GMに問い合わせてもその品番の部品自体が存在しないとのこと。
不具合は稀にしか発生せず、すぐに動くのだが、モーターの手がかりが全くないとなるとなおさら修理したいという気持ちを駆り立てられてしまう。
行き詰った末に、RV-Ken氏に状況を説明し、写真を送る。
RV-Ken氏によると、米国では一部ことなる部位で使用されているモーターであることと、ギア部は異なるがそのモーターそのものを持っているとのこと。
早速、そのモーターを米国から送ってもらい、2つのモーターを分解し、”二個一(にこいち)にする。
ギア部は純正、基盤とブラシ、磁石、コイルの軸、ケースはRV-Ken氏のモーターを使用。
モーターを組み込んで修理完了。全く問題なく動作している。
分解して分かったことだが、純正のコイルの軸部が欠けていた。ケース内に破片などがないことから、製造過程で欠けがあったと推測される。この欠けにより磁力が一定に働かず、一定部でモーターが停止した際に動かなかったものと思われる。