先週末は、某オークション会場へ。
最近は、軽自動車が高値で取り引きされている。
逆に普通車は、売れずに流れるものや全く入札がない車両が多くなってきている。
安い車両を落札しようと思えば・・・メーター改ざん車・・・いわゆる走行不明車または、事故暦有車両である。
メーター改ざん、事故車ともに、業者オークションでは、公開される。
事故は不可抗力としても故意なメーター改ざんは悪質である。
特に最近は、ネットで走行不明車両が氾濫している。
最も大手オークションを手がけている車両出品記入欄に走行について「不明」「わからない」などといったチェックがあるのである。
また、ネットには、メーターを改ざんしますという業者も多数
ある。例えば、中古で購入し、メータは4万キロ程度なのにタイミングベルトが切れエンジンオーバーホールに多大な費用がかかったという話もめずらしくない。物理的な要因で切れることももちろんだが、このような車両は、実走10万キロの車両を4万キロに戻していることも考えられる。
以前走行不明の車両を某ネットオークションへ出品している業者(携帯電話を掲載している)へ直接問い合わせてみた。
Q メーターは、35000キロなのに、どうして走行不明なのか?
A 中古で入庫した。整備記録簿がないから。
Q 入手ルートは?
A 当店のお客さんの下取り。
Q 下取りなら走行は分かるのでは?
A わからない。
Q 当方、業者だがオークションに出すかもしれないが、メーター改ざん出品扱いになる可能性は?
A メーター改ざんの可能性はある。
Q それでは、シートの擦れ、ハンドルの擦れ、ブレーキペダルの擦れ、アクセルの擦れ・・・・などの消耗具合から、推定何Kmくらいと思われるか?
A 15~6万キロくらいだと思う。
やり取りから実際の走行距離を知っていると思われる会話であった。業者オークションでは、走行距離が全国ネットで管理されているため、以前にオークション出品暦があればそのデータが残っている。そのため、メーター改ざん車はすぐにわかるようになっている。 しかし、某ネットオークションを見ると安い車両は、走行不明が実に多い。
特にある県では、多くの不明車両を出品しているところがある。
中古車を購入する際には、走行不明には要注意である。
(写真と本記事は関係ありません)