環境保全の意識が高まる中、環境保護の観点から、信号待ちでエンジンを切るいわゆる”エンジンストップ”がある。
一般的にアイドリングをストップすることで地球に優しい・・・と言われている。
エンジンストップすることは、確かに排気ガスを出さないため、100%地球に優しいという理論は当てはまる。
しかし・・・・
信号待ちのたびにエンジン停止、エンジン始動を繰り返すことはセルモーターをはじめ、その他補記類の機械的寿命を著しく短くする結果となる。
通常、1日走行しても、数回しかエンジン始動をしないのに、信号待ちのたびにエンジンをストップ&スタートを繰り返ことを考えただけでも、1日の消耗が1か月分の消耗にもなりかねない。距離が長くなれば、渋滞に遭えば・・・かなりの回数になるはず。
当然、機械的寿命は縮まり機械的寿命となったものは、部品交換となる。
壊れた部品は、処分ということになり決して地球に優しいとは言えないのではないだろうか。それらをリビルドする会社もあるがまだまだ数は少ない。
エンジンストップは、目先の排ガスのことのみで考えれば確かに地球に優しい・・・しかし、自動車自身の部品の寿命を縮めることは地球に優しいとは言えない。
本当の意味で地球に優しいとは、デメリットのないものでなくてはいけないのではないだろうか。