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燃料ポンプ

ファイル 114-1.jpg

 写真は10年超過したキャンピングカーの燃料ポンプである。
 一般的に燃料ポンプは燃料タンク内にあり、まずお目にかかることはない。
 丸印で囲んだものが、燃料ポンプのフィルターである。
 赤丸は新品のフィルター、黄色は10年経過したフィルターである。一目瞭然、黒く汚れていることが分かる。
 走行はそれほど多くなくてもこのように汚れが発生する。
 汚れが極端に進めば、燃圧にも影響を及ぼしかねない。
 また、燃料ポンプのぺラの磨耗や経年劣化などが発生した場合、アイドリングが不安定になったり、走行中に加速できなくなったり、最悪の場合はエンジン不動となる。
 燃料ポンプの不具合は、簡易的な方法であるが事前に察知できる場合がある。
 それは、音を聞き分けることである。
 燃料タンクに耳を近づけると”キーン”というような周波数の高い音が聞こえる。
 この音を日ごろから聞きなれておくと、故障した際の音の周波数の違いからポンプの不良を判断できる。
 ”音”を知ることもメンテナンスの一つである。