ディーゼルエンジンと相性が良いとされているターボエンジン。
過給方式は複数存在するが、最も多い過給方式が排気ガスでタービンを回転し、このタービンで駆動する排気タービン駆動式過給機である。
また、この方式をターボチャージャーと呼ぶがこのターボが取り付けられている車両は、ノンターボエンジンと比較した場合20~30%の出力を増加させることができる。
ターボで圧縮された空気は高温になるため、インタークーラーとセットのエンジンも増えてきている。
このターボのタービンのタービンホイール
コンプレッサーホイールを結ぶ軸はエンジンオイルが潤滑している。しかし、オイル交換を長期に渡って行っていない場合のターボはこの軸が焼きついたり、ガタが発生する原因となる。
このような状態になれば、当然ターボの出力は落ちる。最悪の場合はターボが全く効かないということになる。
ターボが効かないターボ車ほど非力な車はない。なぜなら、エンジンは、ターボ用にノッキングや点火時期などを踏まえたセッティングになっているからである。
ディーゼル車のターボ車を購入する場合は、要チェックポイントである。走行が少なくてもオイル管理が悪かった車両は、要注意である。簡易な見分け方であるが、アイドリングで回転を若干上げ、ターボの音を聞く。音が、ヒューンという澄んだ音は正常であるが、この音にビビリ音が含まれていたら要注意である。
当然、オイルキャップを外しキャップ裏を確認することも大切である。ターボ車はより一層オイルのチェックを!