キャンピングカーに搭載のボイラーも数種類あり中にはシャワーを利用すると1人分程度のお湯しか使えないものや長時間沸かさないと使用できないものもあります。また、アメリカ製の有名メーカーのボイラーは10万円近くするため、自作派でもなかなか手が出せません。
 そこで、国内メーカーの長年販売・製造されている瞬間湯沸し器がキャンピングカーに利用できないかどうか(実際に搭載している国産キャンピングカーもあります)、リンナイ株式会社に問い合わせをしました。


(1) お湯が沸く仕組みについて
 水の流れるパイプにバーナーの熱を加えることで沸き上げます。温度調節はバーナーの火力調節で行います。


(2) キャンピングカーに搭載可能かどうかと上での問題点及び危険性な ど。
 保障の対象外となります。また、移動中などの振動を考慮した設計になっていないので、使用しないでほしいです。


(3) 必要水圧について
 配管、蛇口の抵抗によりますが、給湯器入り口で最低でも1kgf/cm2(希望は1.5kgf/cm2以下)です。
以上リンナイ株式会社の回答


ガス工事について
ガスに関する法律は通産省の管轄になります。
ガス工事ができるのは、ガス可とう管免許を取得した者(日本ガス機器検査協会による)が元栓から先の工事を行うことができるとされています。つまり、素人はガス工事をしてはいけないということになります。


先止め式湯沸し器とは?

RUS53FT 小売価格 29,800円
 台所に設置してボタン1つでお湯を供給する湯沸し器です。
 電源は電池で昔は種火が必要でしたが、現在は水圧が上がった時のみガスへ点火するため、二酸化炭素の発生も抑制しています。また、水圧が下がった時や、水量がないときはガスの供給を止める安全装置も内蔵されています。
 先止め式の場合は、本体から塩ビ管、フレキ管(ステン)、銅管などで延長し、その先に取り付けたれた蛇口から水を出すことによる水道からの水圧を感知して(ガバナが圧力を検出)点火します。また、本体から伸ばす塩ビ管、フレキ管(ステン)、銅管は国内の水道用ナットが使用でき(ピッチが同じ)るため、シャワーを先端につけたり配管を分岐させシンク、シャワーへお湯を供給することも可能です。
(メーカーはキャンピングカーへの取り付けは推奨はしていません)
電源も電池なのであとはガスと水さえあれば簡単にお湯を作ることができます。先端に取り付ける蛇口や安全性や耐震性を除けばキャンピングカーには最適な商品です。(取り付けを推進しているのではありません)


リンナイ先止め式湯沸し器の仕様
希望水量0.5〜7` 大体1キロの水圧で1分間に2リットルの吐出量 水温+25度 1分間に5リットル
最低作動水圧 0.35キロ
動作としては、キャンピングカーのシャフロジェットなどで十分動作する値です。
但し、シャワーに利用する場合は水量が十分でないことも考えられます。水量が多い上位機種製品も同社では製造しています。


自己責任において取り付ける場合
@換気に十分注意する(ルーフベントを開ける、換気扇を回すなど)
A固定方法に注意する。振動により脱落しないように。壁が強度の確認及び補強。
Bメーカー側の見解は取り付けしないでほしいとのことですので、100%自己責任の元で取り付けをしなければいけません。
また、メーカーでは固定を前提に開発されたものであり、耐震テストなどは行っていないため故障してもメーカー保証を受けることができません。
Cシャワールームなどの湿度の高いところへの設置はできません。
D取り扱いを誤ると死に至る事があります。
*本ページは先止め式湯沸し器の取り付けを推進するものではありません。仮に取り付けされる場合はあくまでも自己責任の元で行ってください。

 トップページへ戻る

The reader can participate.Internet on-line Magazine NET CAMPER
Copy right NET CAMPER
Since 1999.Nov