キャンピングカーの故障(特に旅先の故障)では、解決の目途が立たずに途方に暮れる事があります。
以前書いたことがあるかも知れませんが、家から5千km以上離れた僻地でエンジンが黒煙を出して調子が悪く成り、その内時速5km程度しか出せなくなって仕舞いました。 運良く国立公園にたどり着き、レンジャーに頼んで夜間駐車禁止の場所に停めさせて貰って修理を試みましたが、原因が全く分かりませんでした。
対策を考えましたが、最も近い町は270Km離れており、部品が必要でも1日掛かり、最悪の場合は修理屋に牽引して行ってエンジンの解体修理、修理に時間が掛かるようであれば仕事の為に飛行機で一度帰る事に、休みをそれ程長く取る事は不可能でキャンピングカーを手放す事も考えました。
この様な時に何時も頭に浮かぶ言葉が“時間が解決して呉れるです”。 反対に忘れて仕舞う言葉が“写真を撮って残す”です。
考えて居るだけでは問題は解決しませんので、車の下に潜り込んだり必死で原因追求をしました。 故障が起きた前は、雨の中を水溜りがアチコチにある凸凹の砂利道を走りましたので水や振動が原因している部分を頭に入れて調べました結果、排気ブレーキを操作するリレーに泥水が入り込み、ショートしている事を突き止めました。 即ち排気弁が閉じっ放しの状態で黒煙が出てエンジンの回転が上らなくなっていました。
この時も“時間が解決して呉れました。
以前、ヘッドライトを改造した際にスペアーのリレーを持ち歩いていましたが、偶然にもそのリレーが全く同じ物で、更に密閉式の為水が入る心配も無く、取り替える事で完治しました。
北国の夏で明るくはありましたが、修理を完了した時は既に遅く(12時?)なって居ましたのでそのまま其処で1泊しました。