近年、デジタル化が進みテレビ放送においてもデジタルBS、110度CS放送などをはじめ、2006年から地上放送においてもデジタル放送が開始されます。
 現在のテレビ番組(地上波アナログ方式)も、今後デジタル(地上波デジタル・衛星デジタルBS/CS)が主流になってきます。
 テレビのデジタル放送のメリットとしては、チャンネル数のが現在のアナログに比べ非常に多く、さらにCS放送においては自分の好きなチャンネルを契約するれば好みの番組をチョイスすることができます。また、衛星とユーザー間で双方向の通信が可能であり、番組に参加したり、ニュースや天気予報など必要な時に必要なデーターを受信して観ることができます。
 現在の地上波では山間部など受信状態が良くなかったり、まったく受信できなかったりということがありますが、デジタルBS/CSの場合、地上波が受信できない山間部であっても衛生電波を受信できる場所であれば鮮明にデジタル放送を楽しむことができます。
 キャンピングカーでこのデジタル放送を視聴する場合、家庭用のアンテナをキャンピングカーに取り付け視聴することも可能ですが方位や仰角などを合わせることが難しいことや、移動中に視聴することができません。
 この問題を解消する待望の製品がCAMOS社から発売されました。この製品は、走行中においても衛生を自動追尾しデジタル放送を視聴できる優れた製品です。
 本コンテンツは、カモスジャパンのデジタル放送(BS/110度CS)自動追尾式アンテナの使用レポートです。 
カモス社の自動追尾式BS/CSアンテナの内容
CAMOS社の自動追尾式デジタルアンテナ
電源供給用コンバーター
ケーブル
アンテナ本体
取り付け・取り扱い説明書
などが同胞されており、後はチューナーとテレビがあればデジタル放送が受信可能。
 アンテナは非常にコンパクトで底面が磁石になっており、鉄板の車輌には、アンテナを屋根に置くだけで設置ができます。
 但し、キャンピングカーの場合は、FRP製やアルミ製などのルーフが多いためアンテナ底面と同サイズ程度の鉄板を両面テープで止め、その鉄板に本アンテナを固定すればOKです。
アンテナの取り付けと配線
ウインガードアンテナなどが既に設置されていれば、その純正のアンテナケーブルを利用して簡単に配線ができます。もし、地上派アナログもそのまま残したい場合は、純正のアンテナケーブルを外し、ここにVHF/UHFとBS/CSの混合器を取り付けます。  室内側のアンテナケーブルを取り外しここに、電源供給コンバーターを入れます。地上派アナログをそのまま残す場合はこの部分に分配器を入れます。  屋根からのアンテナケーブル、電源供給ケーブルを取り付けた電源供給コンバーター。
 電源供給ケーブルは12Vの配線が必要です。
 今回使用レポートで使用するテレビ@
クラスAのベッドルームに設置した日立製28型液晶テレビ:地上波デジタル、衛生デジタルBS/CS対応。
 ベッドルームまでのアンテナケーブルは純正のケーブルを使用。(特別な配線は一切ない)
 今回使用レポートで使用するテレビA
クラスAのバンク部に設置した東芝製20インチ液晶テレビ(アナログチューナー内臓:デジタルチューナーなし)
 使用チューナー:パナソニック製で衛生BS/CS対応。
長崎ハウステンボス駐車場内・長崎自動車道走行時・九州自動車道SA駐車場での映像
 降雪時の受信状況。
 佐賀県天山スキー場(山間部)駐車場。
 空には、雪雲がかかり降雪中の受信状態。
 雪雲により電波の状況は悪いものの降雨対応モードにチューナーが切り替わり、多少画質は落ちるものの受信可能であった。
 停車時ににおける画像。
 衛生が受信できる場所においては、100%クリアな映像で視聴ができる。
 デジタルBS/CSでは番組表を画面に表示させることが可能。新聞のテレビ番組欄のような詳細な内容が表示され番組を選択することも可能。
 高速道路走行時における画面。
 データ放送を受信テストする。
 ニュースや天気予報が画面が乱れることなく受信できた。ニュースや天気予報など見たいときにいつでも観ることができるのはデジタルBSの良さ。
 
九州自動車道〜山陽自動車道〜中国自動車道
 
 高速インターのゲート(屋根の下)を通過する際の映像。屋根があるため当然衛星電波は受信できないため、映像が途切れるが画面は数秒で復帰。  山陽自動車道走行時の映像。
 山の麓やトンネル以外はほぼクリアーな受信が可能であった。
 中国自動車道走行時の映像。
 険しい上り、下りの道路が多いが受信には全く影響せず山の麓やトンネル以外はほぼクリアーな受信が可能であった。
使用感レポート
 以前、マスプロ電工社のアナログ式BS自動追尾アンテナ・チューナーのレポート作成では、走行中にほぼ鮮明にテレビ番組が視聴できるということに驚きましたが、今回テストしたCAMOS社の同製品は、今後国内放送の主流となるBS/CSデジタル放送が走行中に受信できます。
 本製品についても当初、カーブを曲がったり、アップダウンのある道路ではアンテナが追尾できないのではないか・・・・という思いを持ちながらも今回のテストでは、停車中は100%、走行中もほぼ鮮明な画像を受信することができ、非常に完成度の高い製品であるといえると思います。
 デジタルBS/CSチューナーに接続すれば、天気予報、ニュース、ショッピング、双方向通信など今までにはないテレビの楽しみ方がでるまさに、次世代の車輌用自動追尾式アンテナです。
 アナログBS(旧式)の自動追尾式が視聴できる期間もあと僅かとなり、多くのユーザーが待ち望んでいた製品ではないでしょうか。
 特にキャンピングカーで長期に出かける場合には、リアルタイムに行きたいところの天気予報を見たり、様々なニュースを視聴したり・・・観たいときに、観たい番組が観れるなど今までの地上波アナログ放送ではできなかったメリットが盛りだくさんです。

○走行中に歩道橋、高架橋などの下を通過する場合やはほんの一瞬画面が乱れる程度。
○大きな山などの障害物の陰になった場合、画面は途切れますが障害物がなくなれば瞬時に衛星を追尾し、番組視聴ができます。
○急カーブや急なアップダウンの道路状況でもまったく問題なく視聴ができました。
○カタログ値では、スキャン時間が4秒と書かれていますが、実際には、1秒以下〜ほどで追尾します。追尾に4秒かかることはほとんどありませんでした。
 今回のレポートでは、デジタルBSを中心に行いました。(110度CSは有料放送(契約が必要)のため観るためには契約が必要)
 また、日本海側は110度CS放送の電波自体が弱く設定されているため、受信できない地域があります。

 デジタルBS/110度CSについてさらに詳しく知りたい方は下のリンクをご覧ください。
http://www.jvc-victor.co.jp/bsdigital/

作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
トータル2時間程度 ○ 現在のアンテナケーブルを利用すると車体に穴をあけることなく配線できます。
○ 現在の地上アナログ放送も視聴したい場合は、分配器、混合器などを追加することで視聴可能。この場合も車体に穴をあけることなく配線できます。

 本製品のご購入、ご相談は下記まで。また、NC協賛として取り付け無料サービスを実施中。NCを見たと伝えるとサービスを受けることが可能です。 
(有)ビクトリー
 電話 076−248−5522
 石川県石川郡野々市町堀内5−290

victry@p32222.nsk.ne.jp

■CAMOS社製 デジタルBS/CSアンテナ詳細■
■サイズ:W340×H105mm(取付ベース含)
■重量: 4.8kg(取付ベース含)
■電源: DC12V
■受信周波数: 10.7〜12.75GHz
■受信利得:24dB
■追尾形式: 自動
■スキャン時間:約4秒
■追尾角度:360°
■付属品: 12V共有コード1.8m・チューナー接続同軸56cm・電源供給アンテナコード5m  電源インサーター
本製品の詳細ページ:
http://www.camos.co.jp/user/product/antenna/csa210m.html
社とは?カモスジャパン株式会社ホームページ
事業内容  自動車用自動追尾式デジタルBS/CSアンテナ、バックアイカメラ・モニター、自動車用液晶テレビ、自動車用DVDプレーヤーなど自動車関連商品の開発・製造を行っており他社の自動車用品メーカーにはない独自の発想で商品を開発している。特にバックアイカメラなどにおいては、車輌後方の映像だけではなく、音声もモニターできるカメラ・モニターセットなども製造販売している。自動追尾式デジタルBS/CSアンテナは、国内の観光バスなどにも広く同社製品が使用されている。
その他開発製品ページはこちらからhttp://www.camos.co.jp/user/product/index.html
 
所在地 〒105-0023 東京都港区芝浦1-3-3 NSKビル 
カモス社製品全般に関する問合せ先 TEL 03-5765-7110  FAX 03-5765-3515 info@camos.co.jp 担当:オゼキ様
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