ドライブシャフトブーツとは?
 ドライブシャフトブーツとは、FF車や4WD車などのエンジンから駆動輪に連結さているシャフトのつけ根にあるゴム製のカバー。ジャバラタイプのものや、欧州車の一部では丸いタイプのものなどがあります。
 通常エンジン側よりもホイール側のブーツが経年変化と劣化により破損します。
 このブーツ内部にはグリースが入っており、ホイールの回転や舵取り動作による動きを滑らかにするとともにベアリングを保護する役目をしています。
 ブーツが破れることにより、内部のグリスが遠心力により飛び散りベアリングの劣化、カリカリ音の発生につながります。 このページは、ドライブシャフトの交換について解説します。
取 り 付 け
 破損したブーツ。ジャバラに沿って切ったような感じで破損します。  キャリパーを取り外し、ディスクローターを固定しているボルトを外します。  今回は、エンジン側のシャフトを抜き、ブーツを交換します。まず、エンジン側のブーツを外し、シャフトを固定しているスナップリングを取り外します。  この状態から、エンジン側のブーツを外し次にホイール側のブーツを抜き取ります。  エンジン側のブーツを抜き取った状態。
 ホイール側のブーツを抜いているところ。発見が早かったため、グリスはかなり残っている状態。  新品のブーツ。ブーツやブーツバンドは対策品が出ている場合もあります。  ブーツを抜いた順番と逆の順番で作業を行い、ブーツを入れ、グリースを充填し、専用のバンドで固定します。  エンジン側はスナップリングを入れることを忘れないようにしてください。新品交換後のドライブシャフトブーツ。
早期発見が大切
 ロデオやリアルタなどの4WDやFF車は特に注意が必要です。ドライブシャフトから音が発生してからでは遅すぎです。このような症状の音を消すアルミ粉入りのグリスなどもありますが、時間が経てばまた音が発生することがほとんどです。ドライブシャフト交換となると数万円+工賃などで多大な出費になります。日常から下廻りの点検を習慣づけましょう。
交 換 時 の 注 意!
■ドライブシャフトブーツは通常ジャッキアップしてタイヤを外さなければ交換ができません。ジャッキアップする場合は、安全な位置にまたジャッキが外れても安全なように対策を2重3重に行ってください。
■エンジンがが熱いときは、火傷などの事故がないように熱を覚まして作業を行ってください。 
作業時間 作業難易度(5段階) 作業のポイント
フロント左右約1時間程度 3 スナップリングを外すことができれば後の作業は比較的楽です。
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