ベース車の選択 |
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ベース車の選択は、軽のミニバン。三菱のミニキャブはハイルーフ仕様や数種類のボディ設定があり、グレードが低いものは比較的安価で流通している。
このミニキャブバンハイルーフをベース車に検討してみるが
■エンジンが運転席下にあり、高速走行をすると助手席の人と会話ができないほどエンジンが非常にうるさい。
■塗装が薄く、磨きをかけるとすぐに下地が出てくる。
■シートや内装が貧粗である。
などの理由から、ハイルーフはとても魅力的だが、ミニキャブベースでの製作は中止。特に高速走行のエンジン音のうるささは、半端ではない。 |
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三菱ミニキャブの難点を考慮し、次に選択したベース車輌は、ホンダのバモス。
リアエンジンで、運転中のエンジン音の静かさはミニキャブとは大違い。高速走行でも全く気にならない。
バモスは、ハイルーフ仕様がなく(ホビオ除く)、その分、有効容積こそ狭くなるが、内装の質感の良さや造りの良さではやはり乗用ミニバンのホンダ車である。 |
軽ミニバンキャンピングカーの製作 |
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限られたスペースを機能的に使用することができるように装備は最低必要なものだけを製作する。
水中ポンプ、スイッチ付き蛇口、ステンレスシンクは、NC協賛企業から購入。
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今回使用した板全て長方形の集成材(以下ボードと表記)、表面は木目化粧が施されている。
予め型取りしたものをこの板に鉛筆を使ってかき、板を車体の形状に合わせてジグソーで切断。形状にぴったり合うまで電動サンダーやカンナで削り、研磨を繰り返す。 |
天井部の曲線は、何度も物合わせを行い、ぴったりフィットするまで微調整を行う。 |
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床には予めカットしたフローリングを取り付ける。
この上にカットしたボードを仮止めし、さらに全体のバランスを確認。このベースになる3枚のボード。このボードが車体形状にフィットするように調整する。 |
微調整を何度も行い、車体にぴったりフィットした状態で収納部の開閉部分を製作。 |
水タンクは20リットルを設置するため、シンク下にはタンクに合わせて仕切り板を設置する。 |
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次に、収納部の蓋と上部に棚を作成。蓋については、タンクの出し入れを考え、蝶番で上下に開くようにする。 |
このゴールドのハンドルは、アメリカウイネベーゴのキャンピングカーで使用されているもの。 |
照明もアメリカ製キャンピングカー用品を取り付ける。シガライターソケットなどを取り付ける。
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サブバッテリーを搭載し、走行充電システム、エンジン始動と同時に冷蔵庫が始動する回路、ソーラー充電配線などを施す |
ボードを曲面加工。ボルトによる車体への固定(補強)。冷蔵庫、コンロの取り付けなどを行いほぼ形になってきた。 |
制作費約5万円(電装品除く)。 |
その後の改良(2007.1〜2月) |
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より仕上がりをよくするため、ボードに溝を掘り、家具部の縁に化粧モールを取り付ける。 |
T型のUSモールをNC協賛企業のロータスRVから購入。ネットキャンパーを見たとつたえると、ロータスのパーツを優遇価格で購入することができる。 |
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左がこれまでの製作当初の写真(家具の淵にモールテープ使用)、右写真は、USモールを取り付けた写真。写真では分かりにくいがモールを取り付けただけで豪華な仕上がりになる。 |
左上部にも棚を作成し、収納容量を増やす。また、後部でもテレビ見れるように7インチワイドテレビを取り付ける。 |
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、増設した棚の上にシガライターソケットと照明を取り付ける。 |
増設した棚にもUSモールを取り付ける。 |
手動式サイドオーニングを取り付ける。 |
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撮影協力:福岡海の中道ホテル |
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