シボレーP30オルタネーターアップグレード

 エンジンの力を利用して発電しているオルタネーター。
  このオルタネーターも機械寿命があり、寿命に近づくと充電電圧不足や充電不良を起こします。
 具体的には、新しいバッテリーに交換してもすぐにバッテリーが上がってしまうケースや新品に交換したバッテリーの寿命が極端に短いなどのケースが発生します。その他、充電電圧が不十分な場合、点火系はもちろん機器の動作電圧を下回る場合様々な支障が発生し、走行不能になることがあります。
 また、純正の状態ではない電装品を数多く搭載した場合などにもオルタネーが壊れていなくても夜間、エアコン使用時、ミラーヒーター使用時など使用量が発電量を上回り充電不良やバッテリー上がりを起こす場合があります。
 特にナビ、テレビ、コンポなど電装品を多く後付した車輌は、ライト点灯時やエアコン使用時など最大で必要な消費電流とオルタネーターの充電電流を比較し使用の仕方を工夫したり、消費電流の少ないものに交換するなどの対策をすることも大切です。
 このページは、純正の105アンペアを160アンペアのオルタネーターへアップグレードした事例です。
オーバーホール
 作業しやすいようにエアークリーナーを取り外す。
 次に、オルタネーター、クーラー、パワステベルトなどを取り外す。
 オルタネーターの固定ボルト調整ボルト、+Bケーブルのナット全て取り外す。
 左が純正105A、右が今回使用した160Aオルタネーター。
  ベルト類を全て装着、張りを調整後、エアークリーナーを取り付けて完了。  エンジン始動すると13.9Vの出力を確認。  
オルタネーター交換後の使用感
 夜間多くの電装品を使用する際に、これまでは出力電圧が12V前半台まで低下することがありましたが、交換後は低下しても13V前後の出力があります。特に、車体にマカーが沢山取り付けられているアメリカ製キャンピングカーで電装品を多く後付している車輌には、有効なアップグレードです。
 
ちなみに、純正メーター廻に使用されている電球の消費電力を計算したところ、フォグランプ1個分程度の電力を消費している計算でした。

作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
トータル
約1時間
○ ショート防止のため、バッテリーの端子は外した状態で作業を行うこと。
○ オルタネーターからの+Bケールブが細い場合、4AGWの太さを目安にケーブルもアップグレードすることをお勧めします。

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