外国製キャンピングカーに限らず、国産キャンピングカーにおいても”アメリカ製(Norcold
や Dometicなど)”冷蔵庫(以下RV用冷蔵庫)が使用されています。
このRV用冷蔵庫はクルーザーなどのマリン関連でも長年使用されており冷却方法は変わらないものの、最新のRV用冷蔵庫は冷蔵庫内部のレイアウトや背面の電源コントロールボード、イグナイターボードなどが変更されてきています。
特に、Norcoldの最新上位機種の前面操作パネルはデジタル表示に変更になっており、ドアが閉まってない場合の警告やガス不足、電圧不足など様々なエラーを操作パネルに設けられたデジタル表示と音で確認することができます。
本コンテンツは、旧型のNorcold RV用冷蔵庫を最新の冷蔵庫に変更した事例です。
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アメリカのRVパーツショップから業販購入! |
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アメリカのHPから現在取り付けられているNorcold 冷蔵庫の最新型冷蔵庫のコンバーションチャートで確認し、機種を選択。
その後、同じくアメリカのHPでその型式の冷蔵庫の販売価格の一番安いところを探す。
RV冷蔵庫の場合重量物であるためアメリカのショップの場所(州)により送料が極端に異なります。
ショップを探す場合のポイントは、@アメリカの西海岸近くのショップを選ぶこと A冷蔵庫の価格が安いショップを選ぶこと ・・・・です。
今回のショップは、以前も冷蔵庫を購入したことがある西海岸のショップです。
今回は複数台の冷蔵庫を輸入するため少しでも安くならないか、直接国際電話をかけ価格交渉を行いないました。その結果、業販価格で販売してくれるという快い返事をもらうことができました。 |
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RV用冷蔵庫の交換 |
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Norcold製冷蔵庫の冷却ユニットの塗装は塗膜が薄いため錆が発生します。新品時に冷却ユニットに防錆塗装を施しておけば錆の発生が抑制されます。 |
RV用冷蔵庫の周囲のビス及び背面のボルトナット、水の配管、ガスの配管など全て取り外します。
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上部を少し引き出し、その後下部を引き出します。 |
全体が少し出たところで左右交互に少しずつ引き出します。 |
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引き出した冷蔵庫。家具などには事前にダンボールを張り傷を防止します。 |
冷蔵庫背面側の壁面は常に外気にさらされており雨天時などは、湿気の多い場所でもあります。また屋根の排気カバーからの雨の進入などによりこの壁面が腐りやすいため防水塗料を塗ります。 |
塗り終えた壁面。これで、腐りを抑制することができます。また、シーリングも塗りなおします。 |
冷蔵庫背面コンデンサー部分にソーラーファンを取り付け、冷却効果UPと背面の湿気の除去効果を図ります。 |
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新しい冷蔵庫を入れ、12V配線、100V配線、ガス配管、水配管を行います。 |
化粧パネルを差込ます。 |
取り付けられた最新式RV用冷蔵庫。冷凍室にはアイスメーカーがついています。 |
デジタル表示コントロールパネル。 |
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取替え作業を終えて・・・ |
本コンテンツの冷蔵庫は、まだ現役の冷蔵庫(アイスメーカー付)をオーナーの希望により新品に交換しました。
同型の冷蔵庫は、国内で20万円代〜100万代円前後で販売されていますが、ほとんどの国内ショップでは在庫しているところがないのが現状です。
その冷蔵庫が個人輸入では送料まで入れても底値のショップよりはかなり安く購入できます。
家庭用冷蔵庫のようなバリエーションはありませんが、新品の最新型に入れ替えることは冷蔵庫内もピカピカで非常に気持ちよいものです。
また、冷蔵庫の入れ替え時にしかできない防錆処理、防腐作業も同時に行うことで冷蔵庫本体、キャンピングカーの冷蔵庫背面の木部も長持ちします。
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作業時間 |
作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い) |
作業のポイント |
実用度(5段階)
(5が実用度が高い) |
トータル5時間程度 |
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○ 取替え時にしかできない作業を念入りにすること。(冷蔵庫背面の防錆塗装。室内の冷蔵庫壁面の防水塗装。)これだけで、耐久性が格段にUPします。
○ 冷蔵庫の取り外し、取り付けは室内の家具などに傷が入らないようにダンボールや毛布などで覆うこと。 |
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