サバーバーンFFヒーターオーバーホール その2

 FFヒーターが駆動するためには、モーター、基盤、センサー、スイッチなどの部品がそれぞれの役割を正確に果たすことでヒーター本来の性能が発揮されます。FFヒーターを構成している部品も機械寿命があり、その寿命がくると動作不良を起こします。
 消耗パーツは、日頃の使用で音や風量、点火状態などをチェックしていればある程度つかむことができます。
 本コンテンツは、正常な動作をしているが、モーター音が多少出てきたサーバーバーンFFヒーターSF-42の消耗品交換事例です。
部品交換
 FFヒーターを車体から外し、ケースからヒーター部を取り出します。
  室内送風側のファンを六角レンチを使い取り外します。ファンには、埃の塊が蓄積されている。こ状態では、微妙にファンの回転バランスが悪いことが想像できる。   続いて、燃焼ガス排出側ファンを取り外します。
 モーターを8分の5インチのボックスレンチで取り外します。
 左は純正、右側が新しいモーター。新しいモーターは同機種用であるが少しサイズが大きめに変更されている。また、純正モーターの軸を手で回すと少し重く、音が発生している。   モーター、ファンを組み込んだ状態。ファンを手で回すと音もなく、軽やかに回る。
 続いて、不良になりやすいセールスイッチの交換。非常に小さなボルトナット2本で固定さている。  右が純正スイッチ、左が新しいスイッチ。純正スイッチは、黒くなりスイッチの音も鈍い。新しいスイッチと比較すると動作の違いは一目瞭然。  セールスイッチを固定し、続いて温度センサーの交換。現在は正常だが、今回のオーバーホール時に変えておけば安心である。
 現行では、サーモセンサーも純正と形状が異なっており、薄型に変更になっている。  純正サーモセンサーを固定する。  ケースの室内側に密着させるための断熱ウールを取り除き、新しい断熱材を入れる。
 ドッグハウス用断熱材をケースの形状にカットし、2枚重ねる。これにより、ケースと車体側が密着し熱気漏れのロスを防ぐことができる。
交換後の使用感・・・・
 モーターを交換したことにより、FFヒーター動作時のモーター音が小さくなり、風量も若干増しました。
 また、断熱ウールを密着させるだけでも、熱気漏れがかなり減少します。
作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
約2時間  ブロアーファンを取り外す際は、六角ねじを緩め回しながら引っ張ると作業が楽に行えます。

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