錆びた鉄製ステップを錆と無縁のFRP製に |
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アメリカ製キャンピングカーや国産キャブコンの架装部、フレームなどに錆の発生を見ることができます。 後から溶接などにより製作したアングル材や鋼管などは充分な防錆塗装(亜鉛漬けなども)が施されていないため、茶褐色に錆びているものや腐食により穴が開いたり、鉄の厚さが薄くなってしまっていたりしているもがあるのも現状です。 このような車輌を購入した場合、補強や錆の除去に時間と費用がかかるばかりか強度的に問題が発生する場合もありますので注意が必要です。 このページは、クラスCのステップ(スチール製)が腐食により穴が開き、強度が落ちたステップをFRP化+補強を入れステップの強化を図った内容です。 |
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鉄はなぜ錆びる? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
金属の多くは数種類の物質を混ぜ合わせてた合金です。そのため完全には混ざりきらず一見平らで均質に見えても、顕微鏡などで見ると表面は均一ではありません。この均一ではない部分に水が付着することにより腐食反応が起こり錆が発生します。また、
異種金属接触腐食によるイオン化傾向により錆が著しく発生する場合があります。(例、スチール製のボディにステンレスのボルトを使用する場合) 特に、雪の多い地方では融雪材が道路に撒かれています。融雪材には鉄と反応し、塩化第一鉄(FeCl2)に変化します。塩化第一鉄は水と反応し、酸性になりより錆びやすい状態になります。錆は、一度錆びてしまうと、連続的に反応が起こり止めることが難しくなります。 また、塗装されていない生鉄の場合は空気と触れるだけで錆が発生しますが、ビルダーでは架装した鉄部にシャーシブラックなどの塗装を施していますが前述のように防錆処理の下地がなされていない場合が多く錆が発生してしまいます。 一旦塗装の下から錆が浮いてきた場合はかなり錆は広がっています。この上から、シャーシブラックなどを塗装しても錆の進行を遅くすることはできますが、錆を殺すことはできません。これは錆を黒錆に変える製品なども同様です。錆は、削り落とし防錆処理を施すに越したことはありません。 (一部引用:引用文献 金属と錆のメカニズム ) |
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錆から守るためのメンテナンス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
塗装を何層塗るかやガンスピードや塗料の吹きつけ量にもよりますが、アメリカンキャンピングカーであれば梅雨前、スキーに出かけられる方はスキーシーズン前などに塗装しましょう。特に錆びやすいアメリカンキャンピングカー(国産キャンピングカーの架装部分も含む)のため、1年に1度もしくは2度塗装することをお勧めします。もし、それが不可能な場合、出来れば一番最低でも2年に一度、車検時にシャーシブラックを塗装してもらいましょう。 シャーシブラックは、缶スプレー式のものもホームセンターで手に入りますがラッカー系の場合、あまり密着度がよくなくはがれたり塗膜も薄いため、出来れば2液性のシャーシブラックを塗装しましょう。 キャンピングカーの外装をいくらピカピカに磨いて程度がよく見えても、肝心の車体の底が錆だらけでは車輌自体の価値は極端に落ちると考えてください。錆は鉄材の強度を落としてしまうからです。中古車を購入する場合、下回りの腐食の確認を選択条件に必ず入れるべきです。 今乗っているキャンピングカーの下廻を確認し、錆が多量に発生しているようなら錆除去、防錆処理などを施すことをお勧めします。 また、雪道走行後などは、必ず大量の水でボディー下を洗浄することをお勧めします。 |
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こんなオーナーや条件のキャンピングカーは要注意! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○ スキーに良く出かけるオーナー。 ○ 雪道走行が多いオーナー。 ○ 降水量の多い地方のオーナー。 ○ 水はけが悪い場所や地面が土もしくは砂利にいつも保管していオーナー。 |
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