キャンピングカーは、無架装状態とキャンピンカーとしての架装状態では重さが随分と重くなります。車輌の積載重量限界または、それを超えているものも現実に存在します。
 また、キャンピングカー車輌の重量は、架装部分だけではなく水、排水、キャンプ用品や家財道具なども含めるとかなりの重量となります。
 このようなキャンピングカーは 「坂道はパワー不足〜さらにアクセルを踏み込む〜速度が上がらないため、ラジエターやエンジンの冷却が間に合わない〜オーバーヒートまたは、オーバーヒート気味」・・・・となります。
 オーバーヒートは、エンジンを損傷・劣化させてしまうばかりではなく、その他の補器類や油脂類にも悪影響を与えます。
 これらの悪影響からキャンピングカーを守るために、ディープオイルパンへの交換、ラジエターコア増しなど数種類のエンジンを冷却する方法がありますが、本ページは、エンジンオイルクーラーの取り付けについての解説します。
オイルクラーラジエターの取り付け
 フラットバーをオイルクーラーラジエターのサイズにあわせカットし、溶接しラジエターブラケットを作成します。  溶接後塗装を施したブラケット   バンパーフレームにボルトナットでブラケットを固定します。  純正のオイルフィルターを取り外します。
 次にオイルフィルター取り付け部分にオイルをオイルポンプからお送り出されたオイルを分岐させるためのアタッチメントを取り付けますアタッチメントに専用ホースを取り付け、ホースバンドで締めます。  オイルホースは、マニホールドの近くを通さなければならたいため、温度によるホースの損傷や劣化を防ぐためにアルミのジャバラパイプを使い対策をします。  ホースをオイルクーラーラジエターまで配管し、ほどよい長さでカットします。カットしたホースをオイルクーラーラジエターに取り付けホースアンドで固定し、取り付け完了です。  オイルクーラー取り付け後は、エンジンを少し回し、オイルのレベルを確認します。当然オイルは減っていますので、オイルを継ぎ足します。オイルクーラーと配管にオイルが回るまでこの作業を数回繰り返します。
装着の使用感
 ロータンプサーモ、デキシクール(LLC)と組み合わせ今回のオイルクーラーの取り付けをしました。アイドリング時のヒートゲージの位置、登坂時レッドゾーン近くまで上がっていたヒートエージが明らかに低くなりました。また、これにより、床下からの熱気も気にならないほどになりました。
 なによりも、エンジンや補器類をいたわる上で、大変有効であると思います。
 今後、オイルクーラーを強制的に冷やすことができるように、調整式サーモスイッチと電動ファンを増設し、任意の温度でファンを回すことができる計画をしています。
 オイルクーラーは、オイル温度を下げるため、エンジンの温度も下げることができます。オイル温度が下がればオイルの寿命も長くなります。さらに、オイルクーラーとそのホースの中にもオイルが流れるため、実質オイル量の増加になります。特にアメリカ製車輌は、国産車の排気量&オイル量と比較した場合、オイル量は少ないためオイルの量を増やすという点からもメリットがあります。アメリカ製キャンピングカーや国産トラックベースキャブコンなどにお勧めの対策です。
作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
3時間程度 ○オイルフィルターアタッチメント、ホースジョイントは、確実に行い、増し締め、漏れ点検を必ず行うこと。これが出来ていないとオイル漏れを起こし、エンジンの焼きつきの原因となります。
○取り付け後、必ずオイル量をチェックすること。取り付けたホース内部、オイルクーラーラジエター部にもオイルが回るため当然オイルが減っています。

水温が上がる車輌にとっては
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