E-350(フォードエコのライン)クラスCの燃料ポンプ交換
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本車輌は走行時にエンジンが吹き上がらず、低速走行しかできないという症状。また、アクセルを踏み込むとエンジンにボタつきが生じスピードが出ない、また、エンジンが停止してしまいまともに走行できない状態。
症状と過去の修理事例から、燃圧が上がっていないと思われたため、ガソリンを強制的にシリンダーに送り込む簡易的なテストを行った結果エンジンは正常に吹き上がった。
この結果から、燃料フィルターまたは、燃料ポンプと診断。
本コンテンツは、フォードエコノライン(E-350)の燃料フィルター、燃料ポンプの交換についての内容です。 |
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作業手順 |
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運転席下にある燃料フィルター、車輌の年式のわりに比較的新しいものが取り付けられている。以前交換されている可能性があります。 |
燃料ホースからフィルターを取り外します。専用工具が必要。(以前自作した工具で外す) |
取り外した燃料フィルター。かなり汚れたガソリンが出、しかも細かいダストが混じっている。このことから燃料タンクにもかなりのダストが溜まっていることが想像されます。 |
次に燃料タンクを降ろす
ために、燃料タンクの保護カバーを取り外します。本車輌の場合は、燃料ポンプは、インタンク1つのみです。 |
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燃料ホース、タンクを固定しているボルトを取り外します。 |
取り外した燃料タンク。 |
燃料タンクから燃料ポンプを取り外します。
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取り外した燃料ポンプ。
ポンプのステーにも錆が発生しており、タンク底部にも錆の塊やダストが沈殿している状態。 |
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燃料ポンプ。
ポンプ自体、国産車の燃料ポンプと比較するとかなりアバウトな造りです。 |
信頼性や錆の発生、価格面などを考え、オーナーの理解を得た上で、国産車の燃料ポンプをステーに組み込み取り付けを行なう。
(因みに純正で見積もりを取った価格は、42,000円。国産と比較すると少し割高である。)
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逆の手順でタンクを組み付け作業完了。 |
燃圧調整式レギュレタ-を取り付け、最適な燃圧の調整ができるようにする。 |
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左側がE-350純正のポンプ。右側は今回使用した国産車のポンプ。 |
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ポンプ修理後の使用感 |
走行テストを行った結果今までの症状は100%解消。また、国産ポンプに変更したことにより燃料ポンプの音もほとんど聞こえないレベルになりました。
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こんなオーナーや条件のキャンピングカーは要注意! |
○ 乗らない時間が多い車輌。
○ 燃料を常に満タンにしないオーナー。
○ 寒暖の著しい地域での使用。
○ 燃料ポンプ(タンク)から普段より大きな音が発生している車輌。
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本内容は国産燃料ポンプの取り付けを推進、助長するものではありません。過去の例(交換後、2年経過しないうちに純正ポンプが壊れた例が数件)やオーナーの理解の下、独断の判断で国産車燃料ポンプを選択しています。
国産ポンプ適合情報提供、コンテンツ製作協力 協賛企業 宮崎自動車 0947-47-1002
宮崎自動車では、キャンピングカーの他、ベンツ、BMWなどの燃料ポンプの国産化やV8,V10エンジンの修理なども行っています。 |
作業時間 |
作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い) |
作業のポイント |
実用度(5段階)
(5が実用度が高い) |
4時間程度 |
3 |
○火気に充分注意すること。
○燃料の配管を破損しないように抜くこと。
○国産のポンプを取り付ける場合、純正ポンプの吸い込み位置を合わせること。
○ジャッキアップは危険が伴います。安定した場所でジャッキアップポイントに正しくジャッキを当てて下さい。 |
5 |
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