ステアリングダンパー
 ステアリングダンパーとは、アクスルとタイロッドの間についているショックアブソーバーです。ステアリングダンパーはシミー(ハンドルの振れ)を抑えたり、路面の衝撃をハンドルに伝えにくくしたり、直進走行を安定させたりします。
 ステアリングダンパーがオイル漏れなどにより劣化した場合、車体(ハンドル)のふら付きが発生したり、路面の衝撃がハンドルに伝わりやすくなったりします。
 また、このステアリングダンパーを強化(硬いショックアブソーバーに交換)することで、直進安定性が増すこともあります。
 このページはステアリングダンパーの交換についての解説です。
BilsteinのP30用、ハイプレッシャーガスモノチューブタイプ
 今回使用するショックアブソーバーは、BilsteinのP30用、ハイプレッシャーガスモノチューブタイプです。日本円にして1万円強。他社製品もありますがストローク(アブソーバーの伸縮の長さ)が純正と異なる場合、ハンドルの切れ角が異なったり、ハンドリングが悪くなる場合がありますので注意が必要です。
取 り 付 け
 純正のステアリングダンパー。  ショックアブソーバー先端のナットとアクスル側のボルトナットを外し、純正ダンパーを取り外します。  Bilsteinのステアリングダンパーには、新しいナット、ゴムブッシュ、平ワッシャなども同胞されています。  アクスル側にはシャシグリースを塗っておきます。また、テーパーになっていますので全て閉めずナットをj軽くかけておくだけにします。 車体がにブッシュと平ワッシャを入れアブソーバー先端を取り付けます。この際、ショックを一旦縮めておかなければなりません。 ショックアブソーバーには、かなりの圧力がかかっていますので、一気に作業することが必要です。
装着後の使用感
 小刻みなハンドルのブレが少なくなり若干ハンドルが重たくなった感じとなります。
 乗り心地や走行性は人それぞれ感じ方が異なるため一概には言えませんが、ダンパーからオイル漏れなどが発生しているようであれば交換すべきです。
装 着 時 の 注 意!
■ステアリングダンパーは全ての車輌に装着されているわけではありません。
■装着はタイヤをつけたままでできるタイプ(今回使用したキット)とタイヤを外さなければならないタイプなどがあります。車輌により取り付け位置が異なるためご自分の車輌に合ったタイプを選択しなければなりません。
■タイヤを外して作業する場合は、ジャッキのほかに補助的な安全策を行ってください。(他にもジャッキをかけておくなど
■エンジンがが熱いときは、火傷などの事故がないように熱を覚まして作業を行ってください。 
作業時間 作業難易度(5段階) 作業のポイント
約30分程度 ショックをあらかじめ縮めて取り付けること
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