キャブコンや、クラスC、クラスAなどのキャンピングカーは架装前と比べると車重がかなり重くなっています。
 車重が重い分無架装時と比べるとエンジンも必然的に高回転で回ることになります。
 エンジンが高回転になればなるほどエンジンは熱を発生します。中でもクラスAは、助手席と運転席の間にドッグハウス(エンジンカバー)があり、エンジンの熱がドッグハウスに伝わりその熱が車内にこもります。
 特に夏場はこの熱が車内に伝わってくるため、エアコンの冷却能力も低下させます。
 このページは、夏場の熱気対策についてのレポートです。
ドッグハウス断熱材の施工
 これがドッグハウス内側の写真。
 FRPの繊維が見えており、強度を持たせるため形状とある程度の厚みを持っている。
 これがドッグハウス用断熱シートキット。このキットには、スプレー耐熱ボンドと専用テープがセットになっている。  位置を決め、角度を調整しながらRにぴったりフィットするようはさみでカットしていく。
 ボンドをスプレーし、貼り付けていきます。  縁は1センチ程度短めにカットしておき、専用テープを貼って縁処理を行います。  貼り終えたドッグハウス。
施工後の使用感
 どの程度効果がでるものか・・・・。あまり大きな期待はしていなかったものの装着後、約120キロ走行。かなり急な山間部のUP後、ドッグハウスを手で触れても今までのような”熱”がほとんど伝わっていませんでした。たったこれだけの施工ですが、車内に伝わってくる熱がなくなったことからも実用度はかなり大きいといえます。
作業時間 作業難易度(5段階) 作業のポイント 実用度(5段階)
1時間程度  ボンドを満遍なくスプレーすること。スプレーしたら少し時間をあけ、ボンドの粘着力が強くなったところで一気に貼ること。また、その時ボンドが固まり始めないうちに素早く作業すること。
▲ ドッグハウスの取り外し、取り付けはエンジンの冷えているときに行いましょう。
▲ 断熱材は完璧に貼り付けてください。一部ボンドがついていない場合、エンジンと接触し車輌火災なども考えられます。
▲ 切り込んだ断熱材は付属のテープで縁処理を完全に行ってください。水分を吸うと断熱材が痛みます。 
 
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